乳がんや子宮頸がん、テレビの中だけでなく最近よく耳にするこのワード。がん研有明病院・乳腺センター・柴山朋子先生「女性がかかりやすいがん」についてうかがいました。

日本人の2人に1人が生涯でがんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代。30〜40代になると、友人知人、身内などでがんになる人がちらほら……。他人ごとではなくなってきます。 
しかも、15〜39歳までの若い世代(=Adolescent and Young Adult, AYA世代)のがん患者の75%以上は女性というショッキングなデータも。とはいえ、「情報がたくさんありすぎて、よくわからない」「今できることはあるの?」というのが、まだ罹患していない女性たちの本音。そこで、がん研有明病院乳腺センター・柴山朋子先生に「女性がかかりやすいがん」についてお話をうかがいました。

高齢化社会でますます増加、がんは予防が難しい!

周りでがんになる人が増えたな―。そう感じるのは、自分が歳を重ねたからだけではありません。実際、がん患者数は年々増えています。

画像1: 【PR】AYA世代のがん患者の75%以上は女性
女性特有のがんは、発症年齢が若い

「その理由の1つは、寿命が延びたこと。がんは遺伝子の病気なので、遺伝子が傷つくとがんになります。がんは遺伝子を複製するときのミステイクでできるため、長生きすると傷がたくさんつく分、がんになりやすくなります」

戦後まもなく1946(昭和21)年の平均寿命は約50歳、今は80歳以上。80年生きたら、それだけ遺伝子に傷がつくのは当然のこと。

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「がんは”遺伝子のミス”なので、予防が難しい病気。タバコをやめるなど、遺伝子を傷つける要因を少しずつ排除することはできるけれど、たとえば紫外線を100%カットすることはできませんよね。将来、夢のような研究が進めば話は別ですが、早期発見、早期治療はできても、完全になくすことは難しい病気なのです

健康診断で、家族のがんの罹患歴について尋ねる項目がありますが、これは遺伝性のがんや、もともとがんになりやすい遺伝子を持っている人を広く見つけるためだそう。

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「家族にがんの人がいると、がんになる傾向が多いので、見逃さないために最初に必ずご家族の既往歴を尋ねます。ただ、加齢によってがんになる人の方が圧倒的に多いため、がん家系でないからといって安心はできません」

女性ホルモンが原因のがんが上位に!?

また、がん罹患部位を見てみると、男女差が大きいことに驚きます。女性の1位は乳房、5位は子宮と、女性ならではのがんが上位に入っています。

画像: 2014年に新たに診断されたがん(罹患全国合計値)は86万7,408例(男性50万1,527例、女性36万5,881例)。出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

2014年に新たに診断されたがん(罹患全国合計値)は86万7,408例(男性50万1,527例、女性36万5,881例)。出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

画像: 2017年にがんで死亡した人は37万3,334人(男性22万0,398人、女性15万2,936人)。 出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

2017年にがんで死亡した人は37万3,334人(男性22万0,398人、女性15万2,936人)。
出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

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女性特有のがんは、発症年齢が若い

「乳がんや子宮がん、卵巣がんなど女性ならではのものは、女性ホルモンが”悪さ”をするタイプのがん。女性は妊娠中、産後の授乳期は月経が止まります。昔の女性は子どもをたくさん産んでいたので、生涯の月経回数も少なく、女性ホルモンに暴露される期間が短かった。しかし、現代は初潮年齢も早まり、少子化、かつ、高齢出産が進み、女性ホルモンにさらされる期間が長くなったことも、女性特有のがんが増えた要因の1つです」

しかも、婦人器系のがんは、他の臓器に比べ発症年齢が比較的若いことが特徴です。

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女性特有のがんは、発症年齢が若い

「がんの予防は難しいですが、部位によらず、早期発見で死亡率が明らかに違ってきます。早くみつけたらそれだけ生存率はあがります。そのためには毎年検診を受けることがもっとも大切」

「毎年、全部のがん検診を受けるのは大変ですが、女性が優先的に受けておいた方がよいのは、乳がん、子宮体がん、子宮頸がん。死亡率が高いのは大腸がんですが、大腸内視鏡は2年に1回、胃カメラも1〜2年に1回でよいと言われています。行政からは40歳からがん検診のクーポンが2年に1度届くと思いますが、それは行政の予算上の都合によるもの。大腸がんに比べ、婦人科系のがんは罹患年齢が若いため、できれば35歳から毎年受けてほしいですね」

もし、がんになってしまったら……。がんというと、治療費が高額なイメージが先行します。

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「基本的には、標準治療というある程度決まった治療法があり、そこから提案していきます。病院側が金額によって制限することはありません。一般的にお金がかかる治療は、転移再発治療。いわゆる術前後の治療と、転移再発治療は別物として考えてもらえれば。最初の通常のがんであれば、保険会社から出る一時金でカバーできる範囲でまかなえることがほとんどです。また、高額医療費補助制度があるので、日本ではどんなに医療費がかかっても一定以上の負担はありません」

子宮頸がんは20代で急増中

最近は、20代のがん、特に子宮頸がんも増加傾向だといいます。

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「子宮頸がんは、性交渉によりヒトパピローマウイルス感染するもので、唯一予防接種があるがんでもあります。このウイルスは男性には悪さをしないため、感染に気付かない男性が複数の女性と性交渉することで感染が広がり、女性のみがん化します。日本ではワクチンの副作用に対する拒否感が強いですが、世界ではスタンダードな予防接種です。また、胃がんのピロリ菌も除菌することで防ぐことができます」

いずれにせよ、がんは早期発見、早期治療できれば、体への負担も、金銭的負担も、費やす時間も少なくて済みます。今は健康でも、がんから自分の体を守るために、毎年の検診やいざというときの保険の見直しなどを始めていると安心です。

監修:がん研有明病院乳腺センター 柴山朋子(しばやま・ともこ)先生
東海大学医学部卒業後、2000年より東邦大学医療センター大橋病院、2013年よりがん研有明病院。現在、乳腺内科医員

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